86&BRZ

買い時か?中古車の86、BRZ

トヨタの86&SUBARUのBRZの中古車相場について調べてみました。走りるのが好きな方やチューニングしてサーキット走行を楽しみたい方にとっては、ちょっと気になる車だと思います。新車購入するのは少し厳しいけど、中古車で良い玉の車両だったら購入しても良いかなと思っている方は多いかと考えています。

私もその一人で、ちょいちょい中古車サイトで相場の動向を見ていました。2016年夏のマイナーチェンジより後期型が発売となっており、前期型からの乗り換え組もいる為に中古車相場が落ちてくるのでは?と考えているからです。

 

 

86&BRZの新車グレードと値段

トヨタ 86
グレード 税込み値段(万円)
GT“Limited”_(MT) 318
GT_(MT) 298
G_(MT) 262
GT“Limited・Black Package”_(MT) 336
SUBARU BRZ
グレード 税込み値段(万円)
GT_(MT) 332
S_(MT) 297
R_(MT) 268
STI SPORT_(MT) 353
RA RACING(競技用) 298

 

上記のグレードと値段ですが、買うなら6MTがいいと思い、すべてマニュアル値段を記載しています。ATの場合だと、マニュアル値段に6~7万円ほど上乗せした金額となっています。通勤にも使うとなると、マニュアルで走るのはシンドイかもしれませんが、マニュアルに慣れてしまえば問題ないと思いますし、たまには6MTでエンジン回して走りたくなると思います。参考までに、ATとMTの売れている割合ってどんなもんなのか?と思い、中古車サイトで売りに出ている車両を調べてみました。

 

トヨタ 86の中古車(全国) 832台
AT(台) MT(台) MT割合
全グレードの合計 473 359 43.1%
GT“Limited” 151 75 33.2%
GT 267 219 45.1%
G 51 55 51.9%
その他 7 7 50.0%
SUBARU BRZの中古車(全国) 260台
AT(台) MT(台) MT割合
全グレードの合計 111 151 57.6%
GT 2 4 66.7%
S 84 102 54.8%
R 18 24 57.1%
その他 7 19 73.1%

 

 

マニュアル比率で言うと、「MTが57.6%」と過半数越でSUBARU_BRZの方が高いですね。SUBARUを選択する方は、走る事が好きな方が多いように感じます。売れている台数で言うと中古車市場に800台越ということで、圧倒的にトヨタの86の方が多いです。

 

86の中古車の最安値は?

2017.11月】現在の最安値でいうと86のグレードRで、本体価格が111.8万円で諸経費などを考えると、130万円前後で購入できそうです。走行距離も7.6万kmなので、まだまだ元気に走れると思います。下記は最安値を示していますが、グレードにこだわらなければ諸経費込みで150万円程あれば購入できるので、予算が浮いた方はチューニング費用に充てることもできます。

発売から5年程経過して、新車価格から100万円程安く購入できる状況になっていますが、5年で100万円しか下がっていないので人気があるように感じます。新車での購入は難しいけど、中古車で良い車両が出てくれば購入するという方が多いので「中古車相場が値崩れしないのでは?」と考えています。今のご時世だと、国産車で86やBRZのように走りを楽しむ車が少ないので希少な車種になっていると感じています。

 

本体価格(万円) 年式 走行距離(万km) 修復歴
86_R(MT) 114.8 2012 7.6
86_GT(AT) 116.8 2012 7.0
BRZ_R(AT) 119.9 2013 4.0
BRZ_S(MT) 129.0 2012 9.7

 

燃費はどうなのか?

スポーツカーとなると、燃費が悪いというイメージがありますが実際はどんな数値なのか?

車両、グレード 燃費(km/L) 排気量(cc) 馬力
86_GT 12.4 2,000 約200
BRZ_S 12.4 2,000 約200
シビック_FD2 11.0 2,000 約225
インプレッサSTI 2.0 WRX 10.4 2,000 約300
S15_スペックR 11.2 2,000 約250

 

参考までに、燃費について記載しましたが走るのが好きであれば燃費はあまり気にしていない方は多いと思います。86、BRZはカタログ値で12.4km/Lですので、悪くないと思います。S15の燃費については、算出方法が今とは異なるので参考値となりますが、街乗りで7.0km/L、高速で10.0km/L前後だったと記憶しています。

86、BRZは通勤でも使っておられる方も多く、よく走っているのを見かけます。カタログ値までの燃費は出ないとしても、10.0km/L前後はありそうなので街乗りにも使える気がします。

 

マイナーチェンジ

2016年夏のビックマイナーチェンジでもう少し安く購入できるかと考えていましたが、まだまだ相場は下がり切っていない状態です。それでも購入しやすい価格帯になってきているので、良い車両を見つけた場合は検討した方が良いかと思います。マイナーチェンジで変わった点についてですが、

 

マイナーチェンジ_2016
フロントエアロ
スタビリティコントロール(VSC)
ABS
エクステリア(ヘッドランプ、テールライト)

 

上記以外にも、内装のメーター、シート、インパネや外装だとホイールやフェンダー等が変更になっています。一番の変化点がVSCとABSと言われており、どちらも電子制御に関する改良ですが精度が良くなっています。前期型だと余裕をもって電子制御が介入してきていました。上級者が運転すると電子制御が介入してほしくない(介入しなくてもいい)場面でも電子制御が効いてしまうので、ギクシャクしてしまう運転となっていました。悪い言い方をすると、車を操る楽しさがないイメージです。

もちろん、サーキットで攻めていなければ分からない範囲ですが、将来的にサーキット走行を考えているのであれば2016年のマイナーチェンジ後の後期型をお勧めします。エクステリアやインテリアに関しては、好き嫌いがあるのでどちらでも良いかと思いますが、後期型の方が空力を考えられたエアロとなっています。フロントマスクは開口部が大きくなっており、より多く空気を取り込む形状になっています。個人的には前期型のフロントマスクの方がシャープでカッコイイ感じがしますが、、、

 

86(TOYOTA_HPより引用)

 

 

BRZ(SUBARU_HPより引用)

 

 

86とBRZのグレードスペック比較

86とBRZのスペック比較してみると、86のGグレード(AT)にはトルセンデフが標準装備されておらず、オプション設定もありません。ブレーキにおいても、86のGグレード(AT)はフロントブレーキが15インチのベンチレーテッドディスクブレーキ、リアが15インチディスクブレーキとなっています。それに対して、BRZのR(AT)は前後ベンチレーテッドディスクブレーキで、フロント16インチのリアが15インチとなっています。

 

トヨタ 86
グレード 税込み値段(万円) トルセンデフ フロントブレーキ リアブレーキ
GT_(MT) 298 標準装備 16inchベンチレーテッド 15inchベンチレーテッド
GT_(AT) 305 標準装備 16inchベンチレーテッド 15inchベンチレーテッド
G_(MT) 262 標準装備 15inchベンチレーテッド 15inchベンチレーテッド
G_(AT) 264 設定なし 15inchベンチレーテッド 15inchディスクブレーキ
SUBARU BRZ
グレード 税込み値段(万円)
S_(MT) 303 標準装備 16inchベンチレーテッド 15inchベンチレーテッド
S_(AT) 297 標準装備 16inchベンチレーテッド 15inchベンチレーテッド
R_(MT) 268 標準装備 15inchベンチレーテッド 15inchベンチレーテッド
R_(AT) 274 標準装備 15inchベンチレーテッド 15inchベンチレーテッド

 

86のGグレード(AT)だと少々物足りない感じがしますが、街乗りレベルでは分からない範囲だと思います。トルセンデフが標準装備されていて欲しいという方は、上位グレードのGTにするか、BRZのRの購入を考えた方が良いですよ。価格だけ見ていると、BRZのR(AT)が高いように感じましたが、最初から走りに必要なパーツが標準装備されているのでお買い得感があります。

 

まとめ

個人的に中古車で良い車両があれば購入したいなあと思い色々調べてみましたが、これから掘り出し車両が出てきそうな感じがします。やはり購入するのであれば、86&BRZのどちらでも構わないですが、走りの6MTは必須だと感じています。諸経費含む値段で150万円から購入可能となってきているので、良い車両を狙っているライバルは多そうです。

150万円程度で購入できた場合ですが、少しはチューニングパーツを購入したいかと思います。スポーツカー乗るならマフラー交換は真っ先にやりたいアイテムです。フルチタンマフラーだと10万円越えが普通ですが、ステンレスマフラーであれば5万円くらいから購入できます。やっぱ、走っている時のエキゾースト音は大事です。

マフラー交換も必須ですが、ノーマル車高では高すぎるので、程度にローダウンしたいですよね。ダウンサスで車高を落とすのも良いですが、車高調で落とすのがお勧めです。車高調でも購入するのであればフルタップ車高調が良いです。フルタップ車高調ですが、ショックケース全体にネジが切ってあるので、バネ調整と車高調整が別に出来るのでセッティングの幅が広がります。ペタペタに車高を落としても、ネジ式車高調みたいに乗り心地は悪化しません。

上記のマフラー交換とサスペンション交換をやっても200万円くらいの予算となります。安い値段ではありませんが、国産FRスポーツカーでサーキット走行を楽しむなら仕方ない金額かもしれません。

 

追記】まとめ

2018年11月でのハチロク&BRZの中古車相場についてネット調査してみました。先回の更新から、ちょうど一年経過しているので、中古車相場も下がってきたかと思いきや、調べた結果は全然値下がりしていません。昨年の最安値から10万円も下がっておらず、中古車市場に出回っている台数だと740台と減っています。

驚きの事実で、この一年だと売り手よりも買い手の方が多いということになります。 新車の登録台数だと、2018年上半期実績は、2288台。前年同期比は38.8%減ということで減っています。新車の登録台数が減って、中古車台数が減っている。新車が減っていれば、中古車も減るのは分かりますが、中古車の最安値には大きな変動は見られないので、買いやすい値段となってきた中古のハチロクを求める人が多かったのかと思われます。しばらくは中古車相場の値崩れはなさそうで、100万円前後が最安値かと思われます。

仮に100万円で車両購入できれば、少しはチューニング費用に使っても良いかと思います。各チューニングメーカーやショップからもパーツは販売されていますし、デモカーもあるのでパーツも豊富です。やはり、スポーツカーに乗ってチューニングするならと考えるとマフラー、車高調は入れたいかと思います。

加えて車高調入れるタイミングでホイール交換もしたいですね。最初はドレスアップから入った方が、見栄えが変わる分チューニングの楽しさを感じることができます。マフラーはリアビューが変わるし、音が変わるのは運転が楽しくなります。マフラーならフジツボ、HKSなど色々とあります。最近のトレンドのSTANCE系だとワンオフでマフラー制作している車両を目にします。車高調ならテインやHKSなどありますが、フルタップ式がオススメです。

 

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本記事は、TOYOTA_86&SUBARU_BRZに関して書きましたが、管理者の調査結果を元に書いています。このサイト記事のように、皆さんが満足のいくインプレッションになるとは限りませんので、ご理解のほどよろしくお願いします。また、記事の内容に関するクレームも受け付けませんのでよろしくお願いします。皆さんの参考になればと思い書きましたので、参考と思って読んでください。

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