新型ベルファイア試乗、燃費など含めた評価

新型のアルファード、ベルファイアをレンタルしてみました。初代は2008年〜2015年生産で、2代目が2015年〜の生産モデルとなっています。

初代ベルファイヤ

 

ジャパンレンタカーの得々プランシリーズで48時間レンタルして24,000円という安さだったので、迷わず新型ベルファイアとなりました。(保証つけると1日+900円) 4人でレンタルしたので、一人当たり7,000円弱でした。目的は雪山に行くことだったのですが、4人とも車好きなんで新型ベルファイアを運転できるのを楽しみにしていました。4人の感想を入れながら試乗インプレッションをまとめて見ました。

ベルファイヤで行く雪山

2代目ベルファイヤ

 

トヨタのミニバンシリーズの最上位モデルに当たるアルファード、ベルファイアですが、前モデルよりもルーフ位置が低くなったことで、前からや後ろから見た姿は正方形みたいな感じになりました。見た目は人それぞれですが、ルーフ位置が低いと車体のロール量が小さくなるのでいいんじゃないでしょうか。初代ベルファイヤオーナーいわく、「重心位置が下がっているかは分からないが、安定感は増している」とのことです。

 

初代ベルファイヤ

ボディーサイズ 室内空間
全長 4865(mm) 3160(mm)
全幅 1840(mm) 1585(mm)
全高 1900(mm) 1400(mm)

 

初代と2代目のボディーサイズの違いとしては、全長、全幅ともにサイズアップしていますが、全高は5mm低くなっています。その分ですが、室内空間も広くなっています。大人4人が乗っても十分すぎる広さで移動は楽ちんでした。

 

2代目ベルファイヤ

ボディーサイズ 室内空間
全長 4930(mm) 3210(mm)
全幅 1850(mm) 1590(mm)
全高 1895(mm) 1400(mm)

 

市街地での評価は?

市街地での評価ですが、運転していると車の重たさを感じますが、ecoモードで運転してもストレスは感じないレベルかと思います。信号待ちからのスタートの瞬間は、動き出しがのっそりした感じです。もう一つ、不満をあげるとしたらアイドリングストップ機能ですが、慣れていないのでビックリしてしまう事がありました。

 

運動性能以外では、車の取り回しが重要なポイントになるかと思いますが、カタログのボディーサイズを見ると大きくて運転するのが嫌だと思われる方もおられると思います。運転があまり好きではない男性や女性だと嫌がりそうなボディーサイズです。

 

「ボディーサイズが大きいから運転が嫌だな」なんて思っていましたが、視線が高くて車幅感覚もすぐに掴めてすぐに慣れることができました。狭い道でのすれ違いも難なくこなせますし、駐車するにも最小回転半径が5.6mとバックモニターがあるので楽勝でした。

やはり、取り回しが良いのは、最小回転半径が5.6mというのが良いみたいです。駐車するにも何回か切り返しが必要かと思っていた所でも、一発で入ってしまいビックリでした。近所のスーパーなどに行った時に、女性が運転している姿をよく見かける理由が分かりました。

 

ベルファイヤの運転席

初代ベルファイヤ

車両重量 1880(kg)
車両総重量 2320(kg)
最小回転半径 5.9(m)

2代目ベルファイヤ

車両重量 1980(kg)
車両総重量 2420(kg)
最小回転半径 5.6(m)

 

高速道路での評価は?

高速道路で合流する際には合流しやすいように車速を上げると思いますが、電スロの影響が大きいと思いますがワンテンポ遅れた感じで加速していきます。流れに乗ってしまえば問題ありません。今回は雪山に行くために中央道を走りましたが、行きと帰りではドライビングの印象が異なりました。

 

行きは緩い登り道でしたが、追い越しの為に加速したい時はゆったりした加速で少しストレスを感じる場面もありました。

逆に、帰りは緩い下り坂なので、アクセル踏まなくても進んでくれるので燃費には貢献したと思いますが、エンジンブレーキの効きが弱く、ぐんぐんスピードが乗ってしまう事が気になりました。スーパーCVTでギアを落としながら運転していました。下り坂だと車重の影響をこんなにもうけるんだとビックリしました。

平地での印象は特に気になるポイントはありませんでしたが、気になるポイントとしては、車線変更した時にステアリングをニュートラルポジションに戻せるまでの時間がワンテンポ遅れるような感じです。車重に引っ張られて車線ギリギリ部分まで使ってしまう場面がありました。ミニバンに慣れていないので仕方ないと言えば仕方ないですが。

 

以上がドライバーとしての感想ですけど、同乗者から気になるポイントは特になし。乗り心地はゆったりしていて満足です。こういったミニバンだとセカンドシートに乗せてもらうのがいいですね。

ベルファイヤの後部座席

 

気になる実燃費について

燃費については、気になる方も多いと思います。なんせ重量が2,000Kgオーバーの車体なので、実際どれくらいなのか?知っておきたいですよね。往復700kmの移動でほとんどが高速道路なので、良い数値にはなってしまうのですが、結果は13.6km/Lでした。移動の詳細ですが、約50kmが市街地、約600kmが高速道路、約50kmが山道でのデータです。

圧倒的に高速道路の割合が高いので良い数値となっていますが、カタログ値が12.4km/Lなので、悪くないと思います。エンジンは2.5リッターなので、もう少し燃費が良くてもいい気がしますが、車重を考慮すれば十分です。

 

初代ベルファイヤ(2.4X FF)

エンジン型式 2AZ-FE
総排気量 2362(cc)
最高出力/回転数 kw(ps)/rpm 125(170)/6000
最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm 224(22.8)/4000
燃料タンク容量 65(リットル)
10-15モード燃費 11.6(km/L)

 

2代目ベルファイヤ(2.5X 4WD)

エンジン型式 2AR-FE
総排気量 2493(cc)
最高出力/回転数 kw(ps)/rpm 134(182)/6000
最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm 235(24)/4100
燃料タンク容量 65(リットル)
JC08モード燃費 12.4(km/L)

 

ベルファイヤの助手席シート

 

買いたいと思うか?

今回レンタルしたベルファイヤの2.5Lモデルですが、家族で旅行行く時などには大活躍すると思います。また、街乗りにおいても取り回しが良いので、駐車する時も苦になる場面は少ないと思います。女性でも運転しやすいので、旦那さんが疲れたから交代って時でも嫌がられることも少ないかと思います。

欲を言えばですが、3.5Lモデルの方がパワフルですので、2.5Lでストレスを感じたパワー不足感もないです。

 

2代目ベルファイヤ(3.5ZA FF)

エンジン型式 2GR-FE
総排気量 3456(cc)
最高出力/回転数 kw(ps)/rpm 206(280)/6200
最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm 344(35.1)/4700
燃料タンク容量 75(リットル)
JC08モード燃費 9.5(km/L)

 

値段は2.5Xが320万円〜で、3.5ZAが415万円〜という事で約100万円くらい高くなります。また、使用燃料もレギュラーガソリンからハイオクガソリンになるので燃料代は高くなります。燃費も悪くなりますし、、、

3.5Lモデルで400万円以上と高額ですが、ハイブリッド車も415万円〜となっており、ハイブリッドモデルも視野に入ってきます。上を見ればきりがないのですが、ハイブリッド車が415万円〜は魅力的に感じます。経済的にやさしく、奥様に人気のハイブリッドモデルは良い選択だと思います。

 

個人的にランキングを付けてみると、

1 3.5ZA

2 2.5X

3 ハイブリット 2.5X

 

やはり、買うならストレスなく走れる3.5Lモデルが良いかと思います。経済的な事を考えて、ファミリーカーと割り切るのであれば、2.5Xで良いと思います。近年のハイブリッドモデルは熟成されてきており、文句が付けにくい部分はあると思いますが、乗りつぶす覚悟が無いのであればガソリン車の方が良いかと思います。

ファミリーカーと割り切ってしまうのであれば、ノア、ボクシーを選択するのもアリだと思います。ファミリーカーなんだから移動できればいいやと思うのであれば、無理してベルファイヤを購入する必要はありません。しかし、ノア、ボクシーと迷うようであればベルファイヤにした方が良いですよ。ワンランク上の走りとステータスを感じる事ができると思います。

 

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この記事は、アルファード・ベルファイヤに関する記事ですが、管理者の体験談、経験談を元に書いています。
このサイトに記事のように、皆さんが満足のいくインプレッションになるとは限りませんので、ご理解のほどよろしくお願いします。また、記事の内容に関するクレームも受け付けませんのでよろしくお願いします。
皆さんの参考になればと思い書きましたので、参考と思って読んでください。

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