車購入初心者

新車購入検討中の社会人へ

新社会人が初めて車を購入する場合ですが、「どのようなポイントに気を付ければよいのか?」分からないと思います。本記事では、購入に関して注意しておきたいポイント、考えておきたいポイントを中心にまとめてみました。大学生の場合ですと、中古車購入になるかと思いますが、新社会人ともなると新車を購入するケースも多いです。

私が社会人となった時ですと、2割くらいの同期が新車で購入しており、長く乗るのであれば新車の方がお得なようでした。車にお金を使いたくないという友人は、乗れればいいやって感じで中古車を購入していました。

 

新車を選ぶポイントは、「現在の自分と未来の自分への問いかけ」

新車の購入を決断し、これから選んでいく方に向けて、「新車の選び方」や「考えるべきポイント」についてご紹介したいと思います。そのコツは、「現在の自分と未来の自分への問いかけ」です。

「何人で車に乗りますか?」

車に乗る場合、一人ないし二人で乗ることが多いですか?それとも、家族で乗りますか?またその家族は何人(の予定)でしょうか?この問いかけの答えによって、車の大きさであったり、形が絞られてきます。例えば、五人家族で乗るのに、軽自動車などの小さい車では乗りにくい、などが考えられますよね。

「何に使いますか?」

上記の「何人で乗るか」というものにも関係がありますが、車を主にどういった用途で使う予定でしょうか。普段の買い物にしか使わなかったり、通勤で駅まで乗ることにしか使わないなど、比較的短い距離にしか使いませんか?

旅行などで泊まりの遠出をしたり、または高速道路を頻繁に利用しますか?

そして、その旅行や遠出などの際は、一人か二人ですか?もしくは家族でしますか?

こういった問いかけの答えからも、車の大きさや形を絞ることができます。例えば、普段の買い物や近場に行くことしか使わないなどの、小回りの利くものが適している場合は、軽自動車やコンパクトカーが適している、と考えられますよね。そこから考えられるのは、「軽自動車に乗ることに抵抗はありますか?」という絞り方もできるということです。

「デザイン性と機能性のどちらを気にしますか?」

人によっては、車の色や形などのデザインを気にされる方と、様々な機能を重視される方、またはそれらのバランスを求めている方もいます。車種などの知識があるならこの点から絞りやすいですが、「どちらを気にするか、って車のことがわからない」という方も多くいるはずですので、オススメしたいのは書店に売っている、車ごとの写真と機能が紹介されているカタログ本を参考にすることです。

そのカタログに載っている車の写真から、自分が好きだと思える車種を絞り込むことができますし、その車ごとに搭載されている機能などもある程度知ることができますので、新車を買う場合、また新車を選ぶ際には、こういった本を一冊は購入するといいですよ。

まとめ

なぜ、これらのような問いかけをすることを勧めるかと言うと、「自分に合った車を選ぶため」です。人によって、車に求めているものや適している車種や機能などが違うのは当たり前ですので、これらのような問いかけを自分にしてみて、その出てきた答えから新車を選ぶことが大切です。

ですから、車を購入し、使うことになった場合の自分の使用用途や使用環境などを想像し、または計画するようにして、あなた自身の価値観なども意識しつつ新車を選ぶようにしてください。また、「車のことはほとんどわからない」という方は、初心者の方を意識して出されているものも多くありますので、是非書店の「車雑誌コーナー」に立ち寄って、カタログを一冊購入することを強くオススメします。

 

ディーラーに行って、見るべき・押さえるべきポイント「お店」と「ショールーム」

 車を購入する時、車種を選ぶ時などにディーラーに行くことは多くありますよね。その際に、ディーラーで見るべきポイント、というものをご紹介したいと思います。

ディーラーで見るべきポイント(お店編)

ディーラーというのは、もし、そこで車を買ったなら、その後何度も利用することになるかもしれないお店です。だからこそ、そのお店の雰囲気や働いている人などを確認することはある意味で大事なことです。その中で、営業員の印象や人柄などをチェックするというのももちろん大事なことですが、意外とチェックしておくといいのは、サービスエンジニアの方々。大切な車を見てくれて、また整備などをしてくれる人、つまりあなたの車に直接的影響を与える人は営業員ではなく、エンジニアの方々ですから、見られるのであれば彼らが気持ち良い態度で接してくれるか、などを見るのは大切です。「え、そこ?」と思われるかもしれませんが、店によってはエンジニアの対応などの質って、結構な違いがあるものなんです。これらのことから何が言いたいかといえば、ディーラーというのは、車を選ぶ時などの買う前も、買った後も、何かと利用するところですし、場合によっては頻繁に利用するところでもありますから、そのお店の雰囲気や人柄などから、そこを今後も利用したいと思えたり、感じられるか、というのを見るべきです。特に車というのは自分のものも周囲のものも、命が関わってくるものですから、その受け渡しや整備をする人は信用できる人を選びたい、と思いませんか?

ディーラーで見るべきポイント(ショールーム編)

 

ディーラーのショールームで興味のある車があって、それに乗ることができるなら、試乗(実際に運転)をせずとも乗ってみて、どういう感じかを確認することもまた大切なことです。その際は、運転席に座ってシートを動かしたり、ハンドルやシフト、アクセルとブレーキペダルなどの運転に直接影響する箇所をしっかりとチェックしましょう。また、後部座席や助手席にも座ってみて、座り心地や快適性などといった乗る上での感じを体感してみる、というのもチェックポイントの一つです。他の細かいポイントとして、トランクを開けてみて、どういう形状・広さであるかを見ることも重要です。これらは運転者側から見て、運転する時はどういう視界で見え、どういう感じで運転をすることになり、その運転は快適か、そして同乗者にとっても快適であるか、またトランクに荷物を積む時などに苦労をしないか、そして、トランクに入れたいものはちゃんと入るのか、などを見て想像や想定をする、ということです。ですから、ショールームにある車には必ず乗ってみて、これらのようなところをしっかりとチェックし、確認するようにしてください。

「試乗」という車の比較検討のススメとそのチェックポイント紹介

車を購入する前の車を選ぶ段階でぜひやっていただきたいのは、ディーラーに行って実際に試乗をすることです。車は実際に走らせてみないこと、また運転席に座ってみないことにはわからない部分というものが多くありますから、しっかりとチェックをして選ぶようにするのがベストですよ。その際にチェックするポイント、というものを幾つかご紹介したいと思います。

 

試乗する時のチェックポイント:試乗前編

 

まずは実際に運転に入る前に、運転席に座り、運転席からエアコンであったり、カーナビのような操作を必要とするものは「操作しづらくないか」をチェックしてください。そうした他にも、細かいところですが意外と大きな影響を与えるところである、「ドリンクホルダーが使いやすいか」をチェックをすることもオススメします。もちろん、シートを動かして、「体勢的に運転しやすいか」または「前方の視界は見やすいか」もチェックしてください。また、「トランクの広さが充分にあるか」というのも重要なチェックポイントです。特にアウトドアや旅行に行く用途で車を使いたい場合や、子供がいる方や、その可能性のある方はベビーカーなどの大きなものを載せることができるか、という点を要チェックです。それと合わせて、ダッシュボードなどといった「車の収納スペース」も合わせて確認しましょう。

 

試乗する時のチェックポイント:試乗中編

 

試乗中のチェックポイントは、何よりも「運転しやすいか」「乗りやすいか」です。重さ・軽さ、回しやすさなどの「ハンドルは操作しやすいか」や、また前後左右の「窓の視認性は良いか」、また「サイドミラーは見やすいか」は必ずチェックしましょう。他にも、「シフトは変えやすいか」も運転のしやすさに繋がる大事なポイントです。あとは「加速の感じは気にならないか」もチェックポイントで、例えば加速が変に重く感じたり、逆に急加速過ぎたりすると、ある程度は慣れの部分がありますが、運転しづらく感じてしまうものですので、ここも要チェックです。また、これは車によって限定的な話になりますが、「独自の機能のチェック」もオススメです。例えば、電動スライドドアやデジタルの速度計、ハイブリッド車の走行音などは気になる方には気になる部分ですので、そういった車を検討しているのなら、細かい点ではありますがチェックすることをオススメします。

まとめ

カタログなどを見て、「これがいいな」と思っていた車であっても、実際に運転をしてみると「うーん……」と思うことはよくあります。逆に「どちらかと言うとこっちはあんまり」と思っていた車の方が運転しやすかった、ということもよくあります。大事なことは、試乗できるのならしっかりと試乗をして、その上で比較検討をし、自分に合った車を選ぶ、ということです。また、ディーラーに行く前に、自分が試乗したい車がそこにあるかないかを電話で確認してから行くと効率的ですし、もしその車がなかったら、後日準備してもらえますので、電話をすること、すごくオススメですよ。

車を選ぶ時に困る「グレードって何?」と「グレードの選び方」紹介

どの車を買おうか、どの車にしようか選ぶ時に、「グレード」という言葉に対して、なにこれ?と思った方もいることと思います。ここではそのグレードについて、そもそもグレードとは何か、またそれをどういうところに気を付けて選べばいいのか、をご紹介したいと思います。

「グレード」って?

同じ車種の中でも、いくつかのランク(等級)がありまして、そのランクによって「性能」や「装備」などが変わります。そのランクのことを「グレード」と言い、またそのグレードによって具体的には以下のような点に違いが出ます。・標準装備の装備内容。・オプションで追加できる装備内容。・外観や内装。・選べるカラー。・価格。これらがグレードによって変わるものです。

グレードの選び方

グレードによる違いというのは車種によって変わってきますので、まずは自分に合った車種を絞り込んで、その車種の中でグレードによってどういった違いがあるのかを知るところから始めてください。グレードによる違いがどんなものがあるのかわからない、という方が大半だと思いますので、書店の車雑誌コーナーに置いてあるような様々な車種が載っているカタログを購入することをオススメします(グレードの違いがしっかりと書かれているか確認してくださいね)。また、そのカタログがあると、車種を絞り込むのにもかなり強力な味方になってくれますので、車選びに自信がない、というのであれば一冊は購入することをオススメします。そしてグレードを選ぶ上で大切な考え方は、それぞれの方に必要な機能や装備を備えているグレードを選ぶ、ということです。最初に調べたグレード毎の違いという情報と照らし合わせて、自分は車を「どういう用途で使用するか」などのような利用場面や環境、好みなどから、どの機能や装備が必要であるかをまず考え、必要な機能や装備のついているグレードは選択肢に残し、逆に不必要だと思えるものは選択肢から除外していく、という作業をしていくことが、グレードの選び方の基本です。また、基本的にグレードが高いものは高額となっていきますので、不必要なものは削るというのが同時に財布に優しい選び方であるとも言えます。

まとめ

車種を選ぶ考え方・選び方と同じことで、グレードの選び方で意識するべき基本的な考え方は、自分に合った装備・機能のものを選ぶ、ということです。そのために、車を「誰が使うか」「何に使うか」「誰を乗せるか」「主にどこに行くか」「どれくらいの頻度で使うか」「将来的に乗せる人は増えるか」「荷物はどれくらい積むか」といったことを自分に問いかけて、その答えから導き出せる自分に適した車種の中からさらに、グレード毎の装備や性能が必要か不必要かで振り分け、より自分に合った車(グレード)を選ぶようにしてくださいね。

車選びの参考に? - 車の「色による特徴」

中古車は選択肢が少ないため運によってしまう部分はありますが、何色の車に乗るかを選ぶのって、なかなか悩んでしまいますよね。「自分はこの色が大好きだから、この色!」という信念がある方はいいですが、そういうったものがない方は「どうしようかな……」と決めかねてしまいますし、あるいはそういう信念があっても実際に見てみると、「何か違う……」と思ってしまうこともよくあります。ここでは、いくつかの代表的な車の色をピックアップして、「色による特徴」というものをご紹介したいと思います。

グレー(灰)やシルバー(銀)

この二色は汚れが目立ちにくい色ですので、洗車が苦手な人や洗車が嫌いな人にとってはいい色かもしれません。後述しますが、逆に汚れが目立ちやすく、見栄えの問題から洗車の必要に駆られるのは、「黒」と「白」です。また、統計上で事故率が一番低い色というのは、実は「銀」であるらしいですよ(逆に一番事故率が高い色は、「青」らしいです)。

 

・ブラック(黒)

 

上で少しだけ紹介しましたが、黒は汚れだけではなく、小さい傷でも目立ってしまう色ですので、洗車の際は丁寧な洗車ができる人や、コーティングなどに意識を回せる人が適している色です。また、小さい傷は車の運転時でも付いてしまう可能性が高いことから、車の利用にも気を回せる人、そしてメンテナンス意識の高い人にこそオススメできる色、と言えます。黒色は熱くなりやすいという色の原理の側面から、よく「黒の車は夏場が暑い」と思われがちですが、実際はそれほど変わらないので、この点は気にせずに。

 

・ホワイト(白)

 

白は、水垢での汚れがかなり目立ちやすいので、洗車をしないでいると見栄えの面がかなり悪くなってしまいやすい色です。ただ、白というのは汚れが目立つ色ではありますが、黒ほど神経を使わなくとも洗車機での洗車でも大丈夫、と言えます。洗車方法はともかく、白色の車は、定期的に洗車をして汚れを落とさないと、せっかくの白という色が変わって見えてしまったり、またはその汚れから使用感や古臭さが出てしまう色、ということですね。

 

・レッド(赤)やパープル(紫)

 

これら系統の色の車は、色褪せるのが早い、と言われています。その原因は、降り注ぐ紫外線による影響。どんな車であっても色褪せるものですが、特にそれが早いのがこの二色だと言われています。紫外線対策の専用ワックスをするなどをすれば対処法となるかもしれませんが、この点を多少頭に置いておくといいかもしれませんね。

 

・まとめ

 

主に注意点になってしまいましたが、幾つかピックアップして、色の部分での様々な特徴をご紹介しました。様々なことを書きましたが、一番大事なのは、自分の好きな色、気に入っている色、その車に合うと思える色を選ぶことに尽きます。例えば、黒や白が定期的な洗車の意識が必要とは言っても、そもそもどんな色の車でも洗車をしないと見た目は悪くなりますし、自分の気に入った色の車の見た目を維持したいという思いから、洗車が苦にならないかもしれませんよね。中古車を選ぶ場合ですとなかなか難しいものがありますが、その中でも色を選べる余地があったり、新車で色を選ぶなら、自分が「コレだ!」って思える色を選ぶようにしてくださいね。

-車購入初心者